ネルの闘病日記🐱

生後4ヶ月弱の我が子に襲いかかったFIPの闘病日記てす。

FIP発覚6日目 最期の時

f:id:ska28ma:20180528003309j:plain

5月27日 呼吸数85回/分


昨夜は呼吸が辛く、寝れなかったのか一晩中様々な場所で寝ていた。


朝起きるとネルはゲージ内のクッションの上に戻っていた。呼吸が異常なほど速い。


旦那さんが起きてきて呼吸が速いことに気付くと、もうダメかもなと呟いた。


ネルーネルー

私は必死でネルの名前を呼んだ。

すると、起き上がって、


にゃー?


どうしたのー?とでも言わんばかりに可愛い顔で応えてくれた。最近見ていなかったくりくりお目目のネルだった。


それきり、またクッションに寝転がった。

旦那さんがクッションごとゲージから出し、2人でネルを静かに見守った。

30分ほど経過した9時14分。


虹の橋を渡って行った。


その後、ただ泣いているだけの私の代わりに、旦那さんがネルを弔ってあげたい、と立会い葬儀ができるところを予約してくれた。


夜、ネルの周りにたくさんのお花を敷き詰め、最期のお別れをした。


最期のにゃーは残りの力を振り絞って

私の呼びかけに応えてくれたのかな。



2ヶ月という短すぎる期間だったけど、

幸せだったよ、ネル


私たちの宝物のネル


ありがとう、ネル


そして、ずうっとずっと大好きだよ、ネル


FIP発覚5日目

f:id:ska28ma:20180526173709j:plain

5月26日  呼吸数58回/分

昨夜のネルは今まで見たこともないぐらい呼吸が荒く、そして、眠ると呼吸が浅くなって苦しいからか眠れず、虚ろな目で遠くを見てぐったりとした状態が続いた。


それでも、しっぽの先だけ、ちょんちょんと動かして、僕は大丈夫だよーって言ってるみたいだった。


普段からポーカーフェイスな旦那さんもさすがに辛そうにネルの近くで呼びかけていた。


もう、いよいよなのかなと思って覚悟をしようとしていたら、ネルが顔を上げた。

水かトイレかと思い近くに連れて行ったら水を飲んで少し呼吸が落ち着いたのか眠りについた。


誰から聞いたのかも忘れたが、


動物は生きることを自ら放棄しない


という言葉を思い出した。

ネル本人(猫)が生きることを諦めていないんだから、私たちが諦めちゃいけない。

一度でも諦めかけた自分に喝を入れた。


ネル、大好きだよ。

FIP発覚4日目

f:id:ska28ma:20180525213024j:plain

5月25日 呼吸数55回/分


今日はネルの4ヶ月誕生日。

やっと4ヶ月、でもまだ4ヶ月。


今日はとても調子が悪そう。

ちゅーるすら食べなくなってずっとぐったり。


まだ赤ちゃんなのに、なんでこんな辛い思いしないといけないのかな。。


かわれるものなら、かわってあげたい。


ネル、大好きだよ。

FIP発覚3日目

f:id:ska28ma:20180524205201j:plain

5月24日  呼吸数40回/分(通院後)


ネルの朝は早い。大体3時50分ごろ起きてキッチンでおしっこをする。その音で目がさめる。それを片付けていると、鳴くので牛肉をあげる。全く食べない。その後、鳴く→食べないを繰り返す。ちゅーるをあげてみたら食べた。


今日はいつもより顔色(正確には鼻の頭と肉球)が白い。そして少し黄色っぽい。目も虚ろ。何となく嫌な予感がして会社を休みたかったが、無理だ。先日の早退や最近の出張等で仕事が溜まっている。出社した。


仕事中も胸騒ぎがして、昼休みに帰ってきた。ぐったりしていたが生きてた…!よかった…!またお肉は食べないのでちゅーるをあげる。


そして、また会社へ戻る。


その後また死に物狂いで仕事して定時退社。病院に連れて行く。

インターフェロンの注射とステロイドの薬を飲ませてご飯も食べさせてもらった。


久々にご飯食べてる姿が見れて本当に嬉しかった。


ネルは食べたいと思う気持ちがあり、それが生きたいっていう意思表示に感じた。

生きることは食べること。

ネル、頑張って。


残りの時間は短いかもしれないけど、一緒に頑張ろうね。


そして、大好きだよ。

FIP発覚2日目

5月23日 呼吸数56回/分


今朝はネルの物音で4時前に起床。

キッチンでおしっこしていたので、朝から片付け。そのあと鳴く。多分お腹が空いているんだと思う。

銀のスプーン三つ星グルメパウチをあげるも、口をつけず床をカリカリ。

でもお腹が空いているのか鳴く。鳴き声も以前とは異なりほとんど声になっていない。

パウチは諦め、昨日買ってきた牛肉コマ切れをさらに小さくしてあげると、食べた!計3枚程度しか食べなかったけど、食べてくれてよかった!嬉しい。


そのあと後ろ髪を引かれながら会社へ。


ネルのことを自分の家族みたいに可愛がってくれてる同僚にだけ、今後突発的に休むかもしれないので、報告。

すると、そんな…と涙を流してくれ、奇跡が起こるかもしれないよ!諦めないで頑張ろ!と言ってくれた。

私まで泣いたら収集つかなくなるし、周りも驚くと思うので、涙を堪えたけど、その気持ちは嬉しかった。


ネル、みんな応援してるよ、頑張ろう。

そして、大好きだよ。

FIP発覚初日

f:id:ska28ma:20180523050731j:plain

5月22日


たまたまお休みを取っていた旦那さんから1通のLINE。ネル病院に連れて行く🏥

その後、多分FIPかも、というかほぼ確定ともう1通。頭が真っ白に。その日の仕事を死に物狂いで終わらせやっと16時40分に早退。


自分で病院に行っていない私は事実を受け入れられないのと、誤診であってほしいという思いからセカンドオピニオンをとりに別の病院へ。

病院で事情を説明し、先の病院の検査結果を見せる。先生は言葉を選びながら、命にかかわる病気です、というかほとんどの場合が命にかかわります、治療方法は残念ながら見つかっていません、と。私はこの子はこのまま対処療法をしても悪化して死んでしまうということですか、と聞くと、そうです、とのことでした。

その時はじめてネルは死んでしまうという現実を認識しました。涙が止まらず、病院をでました。

帰りに食欲のないネルに少しでも食べたいものを食べさせてあげようと、かねてから食べたそうにしていたお肉を買いに。鶏のささみと牛コマ切れ肉を購入。

ささみは少し食べてくれた。

その日は涙が止まらない私をみて、旦那さんが今日はネルと寝たら?とリビングに布団をひいてくれたので、ネルと一緒に寝ました。
(それまでは寝てる間に潰してしまうのが怖くて一緒に寝ていませんでした)

なんでまだ4ヶ月も生きてないネルが死ななければいけないのか、ネルの顔を見るたびにそんな思いが込み上げ涙が止まらない1日でした。こんなに泣いたのは中学生の時、叔父が亡くなって以来かもしれません。

ノルのネル

2018年3月21日我が家に幸せがやってきました。ノルウェージャンフォレストキャットの男の子。ノルは大きくなる猫種なので、たくさん寝ておっきく育って欲しいという思いと、ノルのネルという語呂の良さで、名前はネルと名付けました。



最初は風邪をひいていて、さらにコクシジウムもいて、病院通いしながらやっとの事でそれも治り、ネルが過ごしやすいようお家探しもしていました。5月20日に引越しも済み、ネルとこれからの長い生活を楽しみにしていた矢先の5月22日。


FIP発症が発覚。


私が感じたこと、ネルの様子を日記として残そうと思います。